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精神保健研究所70周年記念事業

国の取り組み

NIPPON COCORO ACTION

こころの不調に悩む人をサポートする「こころサポーター」を日本全国に広げていく取り組みです。メンタルヘルスの理解を広めていき、こころの不調で悩む人が話しやすい環境をつくっていきます。

 

NIPPON COCORO ACTION とは

こころの不調に悩む人をサポートする「こころサポーター」を日本全国に広げていく取り組みです。メンタルヘルスの理解を広めていき、こころの不調で悩む人が話しやすい環境をこのアクションからつくっていきます。

NIPPON COCORO ACTIONホームページ
https://cocoroaction.jp/

 

「こころサポーター」とは

こころサポーターとは、メンタルヘルスや精神疾患への正しい知識と理解を持ち、地域や職域でメンタルへルスの問題を抱える人や家族等に対してできる範囲で手助けをする人のことです。現代は、誰もがこころの不調を経験する時代です。そのサインに気づける人や、こころの応急手当てのできる人を増やしていくことがとても大切です。
各地域で心のサポーターが養成されていくことで、メンタルヘルス不調などへの早期介入や、精神疾患、精神障害への差別・偏見をなくしていくことにつながるものと期待されています。

 

心のサポーター養成事業

令和3年度、厚生労働省は、精神疾患や精神障害に対する普及啓発を推進するために、「心のサポーター養成事業」を開始しました。この事業は、国立精神・神経医療研究センターに委託され、精神保健研究所と認知行動療法センターが厚生労働省とともに展開中です。 
養成のための研修時間は概ね2時間程度です。約1時間半程度はメンタルヘルス・ファーストエイドの考え方を参考にした共通プログラム、約30分程度は地域等の実情に応じて内容を選択します。事業開始当初の数年はモデル的にいくつかの自治体で「こころサポーター」およびその指導者の養成を行い、その後、10年間で100万人のサポーター養成を目指しています。 
地域住民に対してメンタルヘルス不調等の正しい知識や応急的な対応法に関する普及啓発を行うことによって、自分や身近な人のメンタルヘルス不調に早期に気づき、適切なケアにつなげることができるものと期待されます。このような住民の理解と相互の支えあいは、地域共生社会の構築にもつながります。